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​WORKS

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ツアープロジェクトVol.2「うつほの襞」

@福島県双葉郡富岡町

第一弾2023年3月25-26日

第二弾2023年4月29-30日

全4回上演。​各回10:00~18:00

​富岡町町内を巡るツアーパフォーマンス。

ツアープロジェクト「うつほの襞」は、2021年12月から2022年1月にかけて、プレ上演を含めた計8回実施した企画(「うつほの襞/漂流の景」)の再演である。今回は内容を再構成し、約一年ぶりの実施である。このツアープロジェクトは、一度の上演で終わるものではなく、継続的に行えるものとして考えている。

 この地域では風景は日々変化し続けている。現実にうつろい続ける場所と対峙し、見つめながら、そこに重ねられる物語や演技、イメージによって、参加者の身体内部にある種のパースペクティブが開かれること。見えないかつての風景と、見えない微細な物質、それらの気配の中を漂いながら、視点は様々なレイヤーを斜行的に移動しフィジカルな体験を積み重ねていく。この町の、人と土地と物質がうつしあう布置のイメージ空間。人間、非人間の歴史が交差する。私たちがツアー 形式という歩くこと、移動することのフィジカルな体験で意図しているのは、参加者の身体が場所とうつしあわされることにある。

 私たちが扱ってきた場所やモノも、いつまでそこにあり続けるかはわからない。今回の上演と前回の上演での最も大きな違いは、夜ノ森地区のバリケードがないことである。2022年1月26日から徐々に撤去され、かつて立ち入りが制限されていた場所は解放されている。2021-2022の上演において、参加者はバリケード越しにしか眺めることができなかったのだ。バリケードのない空間は、私たちの知覚を大きく変えた。バリケードの撤去は、家屋の解体作業をも加速させることになった。もう、わずか一年前の風景とはまるで違っている。私たちは震災以前の風景の変遷を追ってきた。そこにかつてあったものを想像しながら町を巡ってきた。今回参加する方々は、新たな風景から一年前を想像し、そしてそれ以前の場所の歴史を更に遡っていくことになるだろう。そして夜ノ森地区は、2023年4月1日をもって帰還困難区域の指定が解除される。4月の第二弾ツアーでは、帰還困難区域ではなくなった夜ノ森地区をめぐることになる。これから益々家屋は解体され、代わりに新たな建物が建っていき、やがて人々が住むようになるだろう。私たちはこうした変遷の中、ツアー上演を継続的に行なっている。それは一つの記録のようでもある。上演を通して場所の変化がより意識化されていく。場所へのアプローチを日々再構成しながら、かつてあった幾時代・時期の出来事の記憶を重ね、体験を通して想像やイメージの質も変化していく。ツアーという上演形式は、私たちの描くイメージや物語が、参加者の中でどのように映し出され、蓄積し、育っていくか、そのための経験のシークエンスを、実際に変化する場所や風景と対峙しながらいかにデザインするかの実践である。

 ツアーの内容は、私たちがリサーチのなかで出会った富岡町にゆかりの人物、一意法師、半谷清寿、井手則雄の3人の物語を中心に展開する。この3名は地元でもほとんど忘れられた固有名であり、歴史に埋もれた人物と言える。海辺に始まり、阿武隈山地の裾野を経由していくツアーの行程は、戊辰戦争からの復興と、東北の近代化の夢の引き込み線として、かつて農産業による<理想郷>を目指し、開拓されていったニュータウン、「夜ノ森」地区へ至る。

 ツアー参加者は今回もガイドの案内に従って、配布するハンドアウトを片手に、主に徒歩で各場所を巡りつつ、合間にハイエースに乗車して移動する。言葉を風景に重ね、あるいは音声作品を聴き、パフォーマンスを見るなどして巡っていく。一同はわたしたちが拠点とするPOTALA-亜窟に移動し終了となる。風景を眺めながら浮かび上がってくる<町の肖像>。それを身体を通して体験していく。

[クリエーション・出演]

小山薫子(humunus)

キヨスヨネスク(humunus)

秋元菜々美

 

[スタッフ] 

森亮太 他

 

[Special Thanks] 

加井佑佳

小泉良空

佐藤勇樹

平山”two”勉

(敬称略) 

 

〈主催〉

パフォーマンスユニット humunus

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映像作品

「荒川平井住宅」

@シネマジャック&ベティ/横浜 | <土地の身振り:RAU短編作品+三宅唱特集>

2022年12月​16-18

制作年:2021年|FHD iPhone|9分30秒

撮影・編集:キヨスヨネスク

​出演:小山薫子

本作は、2021年度「都市と芸術の応答体」(RAU)のプログラム内で制作され、2022年度の同コレクティブによる<土地の身振り:RAU短編作品+三宅唱特集>の企画において上映された。

土地や場所の質が身振りによって立ち現れてくるような方法を模索し、全編スマーフォンによって撮影。

東京都江戶川区平井の荒川高規格堤防(スーパー堤防)沿いにある「荒川平井住宅」で撮影した。この場所は、歴史上荒川の氾濫により水害が 多い地域だった。そのため高規格堤防が建設され、それに伴って造成された高台の住宅地と、低地にあって古くからある公務員団地「荒川平井 住宅」との間に、谷のような空間が生まれた。造成された高台の擁壁と団地の建物が、双方巨大な壁のように存在している。東側には高規格堤 防がある。高台から、平井住宅へのアクセスのために擁壁に接地して歩道橋が設けられている。ボールコースターを思わせる歩道橋が、この場 所の落差を物語っている。 この場所と身体双方をいかに映し出すか。落差や起伏、谷間を吹き抜けていく風など、この場所の質や、それによって見えてくるイメージはど んなものか。ここでも、環境や場所の音を聴くことからはじめ、それを肉声に変換する作業を行いつつ、身体感覚から得られる情報を動きにお こしていく。この場所から感覚される重力や静けさ、風などの要素によって、進む足取りや、身体の状態がかわる。演者の小山薫子の身体は、 極めてゆっくりとした足取りだった。そして時にたゆたい、揺れていた。時間は過ぎ、日が暮れていく中、足取りはゆっくりとしたままだ。ど こか迷路に迷い込んで、右往左往しつつ、慌てる様子のない様。小山薫子の身体は他との時間的差異を生んでいる。

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映像作品

「BodyBoard」

@山本アパート|横浜・黄金町

RAU試「ロードムービーをする」VIEWING、YPAMフリンジ参加作品​都市と芸術の応答体22)

2022年12月3-18日

制作年:2021年|FHD iPhone|​8分30秒

撮影・編集:キヨスヨネスク

​特別出演:立蔵葉子

都市と芸術の応答体22のプログラム、RAU試「ロードムービーをする」VIEWING(YPAMフリンジ参加)にて会場の山本アパート(黄金町)で上映された。全編スマートフォンによる撮影。

 

海に接続する富岡川の河口で撮影。BodyBoardを川に流し、動きを観察することをはじめた。 すると、BodyBoardが護岸の岩の方に向かいそこで引っ掛かって停止した。水かさが増しては減りを繰り返すことで、BodyBo ardは時に岩に乗り上げ、時にそこからはずれ、向きを変え、動きだす。そしてその場所を離れ、流れていく。映像の冒頭では、 BodyBoardは海への流れに逆らい、川を上っていくようにみえる。これは、川の上部の流れと、その下の流れ、あるいは場所に よって、複数の流れが水中、水面で入り組んで起こっていることがわかる。川の流れと、海からのぼってくる流れが交叉し複雑 になっている。そしてこのBodyBoardのたゆたう静かな動きが、場所や風景の中に介在させる身体のあり方として見いだせるも のだと考えている。表層と深層で別々の拮抗する動きが複雑に流れていながら、そのあらわれは素朴にたゆたい、合目的的でな い余剰の身体性を生む。

BodyBoardはやがて海へと流れてゆき、そして波間に消えていった。

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上演+展示企画
「〈砌と船〉ーうつつ、揺蕩い」
@アトリエビルHUNCH|東京


​2022年9月​24-25日

上演時間:45分 

 

 2020年から行っている福島県双葉郡富岡町でのリサーチから見えてきたものは、数億年単位の深成岩の結晶化作用や人の手による破砕、石と水の相互作用、造山運動による堆積層の隆起など、山と海の間で運動する物質の風景であった。形あるものは時に減容化し、灰やシルトに生まれ変わる。衝突し、流動し、漂着するもののドラマ。それらを声と身体を通して描く上演作品として発表した。対象のもつ形や物質性、肌理、運動感を声によって変換、模倣する。発声のプロセスを通した身体内外への顕れ。非人間が発する音や、対象の視覚的触覚的イメージ。見ることで聴き、聴くことで触れる、諸器官相互のイメージの交流。身体は風景を構成するものをどのようにうつしとることができるのか。その方法化の実践でもある。​ 加えて、震災後の浜通り沿岸部に作られた長大な防潮堤と隣接する風景を、身体を通して捉える映像作品を始め、写真、ドローイングなど、変容し続ける風景と場所への手触りを、展示として構成した。上演と展示を合わせた体験によって、どのような身体感覚やイメージが想起されるのか。

【クレジット】

[作・出演]小山薫子、キヨスヨネスク (以上humunus)

[制作]  秋元菜々美

[制作協力]加藤仲葉(ままごと)

      宮永琢生(ままごと)

[映像協力]山田徹

[技術協力]森亮太
[運営協力]鈴木正也(libido:)
      田中藍渚

[協力]  ままごと(一般社団法人mamagoto)

      HUNCH

      醍醐ビル株式会社

      ソシオミュゼ・デザイン株式会社

[主催]  humunus 

[助成]  文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業

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WS上演

​「土地をうたうには-新作のための試み」

@おぐセンター | 東京・尾久 /円盤に乗る場活動報告会22

2022年6月25-26日

​WS +上演時間:2時間

​作・出演:小山薫子、キヨスヨネスク

アーティストのシェアアトリエ「円盤に乗る場」が主催する活動報告会イベントで「おぐセンター」の2階を利用した WSと試作上演を行った。 東京の下町の、元八百屋の建物の2階に、私たちが数年間リサーチと創作を行なってきた福島県富岡町の風景を重ねる上演だった。 このリノベーションされた空間には、剥き出しの梁や柱、かつてここで暮らした人々の痕跡が多く残っていた。 この空間に全く文脈の異なる福島県の沿岸部、富岡町の風景を重ねることで、何が見えてくるのか。以下は実施したプロセスである。

①まず、参加者と共におぐセンター2階の隅々を観察し、どんな些細なことでも気になったものを共有するをことを行った。 参加者は実際に見て、触れながら、壁の傷や、ひび割れ、柱にできた隙間、シールの痕跡、床の傾き、トイレのあった形跡などを各々 が発見し、全員で共有し、実際に一つ一つ見ていく。すると、それらからかつての部屋の構造や人の営みが想像され、また謎も生まれ てくる。

②その後、実際に手に入った資料として、リノベーションの過程や工事中 の写真を使って、実際にここには何があったのか、どのように使われてい たのかを、参加者と共有しながら答え合わせを行なっていく。この時の参 加者の盛り上がり方は面白いものだった。 そして、今度は国土地理院や地元の地図をもとに、おぐセンターの立地環 境や地形を見ていきながら、荒川沿いにあり、丘陵沿いの低地部に位置 し、思いのほか海に近いことを確認する。そして縄文海進期の海面5m上 昇をシミュレーションした地図を見ることで、このエリアがかつては海 だったことを確認する。

 

③次に環境音を書き取るサウンドスケープのイヤークリーニングを行う。参加者は五分間、聴こえた周辺環境や室内の音を紙に書き取り、気になった音や考察を全員で共 有する。音の距離や、音から見えない誰かの行為、物体の運動を創造して いく。周辺は商店街であるため、どのような生活の音環境であるかが見えてくる。

このように、①~③はこの空間や周辺環境への解像度を上げていき、知覚への意識を開くと同時に、参加者にとって馴染みのない漠然 とした空間だった建築物が、些細な事柄の発見や他者との共有によって、愛着のある場所へと変化していく。「空間」は漠然としているが、「場所」は安定し、愛着のあるものとして感覚される。

④その上で、この場所の実際の方角に対応する形で、富岡町の場所ごとの写真や地図を配置する。富岡町の西には阿武隈山地があり、 そこで採取した花崗岩を実際に室内の西に配置し、東の海岸で採取した泥岩砂岩を室内の東に配置した。 つまり、この部屋の西を阿武隈山地に、東を太平洋に見立てる。すると、先程の観察で発見された事実がここで重なりを持ってくる。 部屋の東側には、かつてトイレがあり水回りの痕跡が残っている。さらに部屋の中央からトイレに向かって廊下があって、廊下の床は トイレ側に傾斜しているのだ。つまり東側の水回りに向かって部屋の床は傾斜している。このことは、部屋を富岡町の沿岸部に見立て る際の興味深い要素になってくる。部屋の中に地形が存在し、富岡町の地形に重なるのだ。

 

⑤以上の観察と考察の共有、おぐセンターと富岡町の環境などの共有の後で、私たちが用意した富岡町を舞台にしたテキストを使っ て、パフォーマンスを行なった。このテキストは沿岸部の大地の形成過程の歴史と、震災後の町の風景の変遷を重ね、地形の運動と物 質の組成の変遷を物語化したものだ。このテキストを発話し、語りながら、身体を使って、この部屋のあらゆるものをその場で見立て に使用して、風景を重ね合わせていった。

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ツアープロジェクト「うつほの襞/漂流の景」

@福島県双葉郡富岡町

2021.12/24〜26 - 2022.1/14〜16

全6回上演(プレ公演含め計8回)。​各回10:00~18:00

​富岡町町内を巡るツアーパフォーマンス。

地震、津波、原発事故の傷跡色濃い福島県富岡町は歴史上、岩城領と相馬領の境界の地だった。そして第一原発と第二原発の間に立地している。境界性と空洞地帯と呼ばれてきた歴史、原発事故後は同心円上の文字通り空洞化したエリアとなった。町はあらゆるものが解体され更地が目立つ。

そんな空洞=「うつほ」の内側にある時間的空間的積層の襞を折り解くようにして町の肖像を描いていくのが本作である。時代の異なる町ゆかりの人物、一意法師、半谷清寿、井手則雄の眼差しを通して物語を描き、それは原発事故後の風景に重なっていく。最後は現在を生きる地元出身の秋元菜々美による自宅跡地でのパフォーマンスによって、悲劇として一義的には語れない心象や風景の意味が見出される。本作は土地と物質の運動、そして人間との関わりの歴史とその風景が、震災という出来事越しに立ち現れていく。

ツアーは一日定員8名で8時間に及ぶ行程だ。ハンドアウト、ガイド、音声作品、パフォーマンスからなる構成で、徒歩とハイエースでの移動となる。

 

[クリエーション・出演]

  小山薫子(humunus)、キヨスヨネスク(humunus)、

​  秋元菜々美

 

  [宣伝映像・記録写真] 

  松本世志美​、岩波友紀

  [撮影協力] 

  山田徹

 

  [スタッフ] 

  辺見珠美、森亮太、鈴木卓巳、日野涼音、

 

  [Special Thanks] 

  加井佑佳、小泉良空、佐藤勇樹、平山”two”勉、

  髙崎方子、渡辺智也、劇団ままごと、松本淳(敬称略) 

 

  [協賛]

  一般社団法人とみおかプラス事務局長 佐々木邦浩

  一般社団法人双葉郡地域観光研究協会  山根辰洋

  一般社団法人AFW

  東日本国際大学福島復興創世研究所副所長  石崎芳行

  クロスブリッジ 山根麻衣子 (敬称略) 

 

〈主催〉パフォーマンスユニット humunus

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​「防潮堤」

糸口 こけら落としパフォーマンス 

映像参加

2021年7月

​出演:小山薫子、キヨスヨネスク

ダンサーの木村玲奈さんが運営するスペース、

「糸口」にてこけら落としパフォーマンス(後編)に参加。

humunusは福島県浜通りの防潮堤で行った身振りや経験を再現した。糸口の空間に出来事を再構成するにあたって、対象の防潮堤上での体勢、周辺環境の海や風といった要素を音声やスタイロの摩擦音を利用して、実際の場所とのズレや不在を可視化すると共に見立てによって別のイメージと余白を作り出した。加えて糸口内の換気扇をつけたり消したりすることにおける音の充満と消失の変化によって、質感が大きく異なり、換気扇の音の図と地の関係が意識され、それがここではない防潮堤の風景イメージの想起と没入、そして隔たりや遠ざかりに対応するように感じられた。

詳細は「糸口」noteをご覧ください。

「糸口」こけら落としパフォーマンス(後編)その他の参加者は、

砂連尾理さん、黒田杏菜さん、木村玲奈+橋本麻希さん

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映像作品

「浜通りマテリアルVol.1」

@元町映画館神戸|Interdisciplinary Art project Kobe参加作品

2020年10月31日

制作年:2020年|FHD iPhone|13分

撮影・編集:キヨスヨネスク

​出演:小山薫子

 

現在の浜通りの各地で撮影した風景をつむぎ合わせ、同時に海と陸を隔てた巨大な防潮堤の上を彷徨い、そこから降りて町へと帰ることが出来ない存在を描いた短編映像作品を創作。

自然・大地と、硬直した巨大なマッスとしての人工物、の、狭間。ゆらぎ、せめぎ合う。

それぞれが隣接し合うことで生まれる響きのようなもの。東日本大震災から10年を迎えようとしている福島県浜通りの風景、類例のない大土木工事を、それらを構成するマテリアルに潜るようにして、身体を通して、捉えてみる。

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上演作品

「し/ま」

@シャトー小金井ベースメント|東京

IAFT TOKYO 19/20 x utcc 参加作品

2019年5月​18日

上演時間:30分

​作・出演:小山薫子、キヨスヨネスク

 

 梁塵秘抄とQUEENの楽曲「'39」をモチーフに、彼岸と此岸、それぞれの島宇宙の隔たれた距離と時間の流れの中で、実際に撮影したある島の浜辺に打ち上げられたウリボウの死骸と、そこに群がるカラスの映像を使用し、「ふるさと」の喪失、存在の不安や不気味な島の光景を表現した上演作品を発表。

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上演作品

「海足を踏めない」

@ARAKAWA dust bunny​|東京

2018年12月​15-16日

上演時間:60分、全4回

​作・出演:小山薫子、キヨスヨネスク

制作:寺崎真初、相原祐加

 

​ humunus結成初の公演。

東墨田の荒川沿いにある旧皮鞣し工場で、かつての水辺であった渋谷のスクランブル交差点、岩手陸前高田の風景をクロスさせ、水と境界にまつわる作品を上演した。

3方向に水の入 ったバケツを配置し、そこからホースが伸びている。 ホースを口にくわえ吸い込むと、バケツの水がホース から流れていく。 地面に水溜まりができ、海に見立てられていく。

上演後、併設の小屋の中で、豚汁の炊き出しをし観客に振る舞いながらのアフタートークを行った。

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