※本公演は終了しました。
humunus 上演+展示企画
<砌と船>-うつつ、揺蕩い
みぎり
たゆた
2022年9月24日(土)、25日(日) 上演作品全4回
@東京都蒲田 アトリエビルHUNCH
〒144-0051 東京都大田区西蒲田7−61−13
<砌と船>ーうつつ、揺蕩い
この度、演劇ユニットhumunusは、東京の蒲田にあるアトリエビルHUNCHにて上演+展示企画「<砌と船>-うつつ、揺蕩い」を開催します。
私たちは土地やランドスケープを条件づけている種々の要素を観察し、それら人間と非人間、場所との関係性のドラマを創作のテーマとしています。
humunusは、2020年から福島県双葉郡富岡町に拠点を構え、東京と行き来をしながら創作を行ってきました。昨年度は、富岡町にてツアー形式の演劇作品「うつほの襞/漂流の景」を実施しました。歴史や自然的形質の変化、風景の変遷、土地の境界性などといったテーマから幾つかの物語を創作し、東日本大震災、福島第一原子力発電所事故後の富岡町の風景を巡る上演を行いました。この企画は、個人で地域のツアーを行いながらまちづくりの活動をしている秋元菜々美と共に制作しました。
今回の企画では都内の屋内空間に場所を移し、<砌と船>の上演を行います。富岡町でのリサーチから見えてきたものは、数億年単位の深成岩の結晶化作用や人の手による破砕、石と水の相互作用、造山運動による堆積層の隆起など、山と海の間で運動する物質の風景でした。形あるものは時に減容化し、灰やシルトに生まれ変わる。衝突し、流動し、漂着するもののドラマ。それらを近年私たちが試行錯誤しながら取り組んでいる声の表現を通して描く試みとなります。
対象のもつ形や物質性、肌理、運動感を声によって変換、模倣する。発声のプロセスを通した身体内外への顕れ。非人間が発する音や、対象の視覚的触覚的イメージ。見ることで聴き、聴くことで触れる、諸器官相互のイメージの交流。身体は風景を構成するものをどのようにうつしとることができるのか。その方法化の実践でもあります。
加えて、震災後の浜通り沿岸部に作られた長大な防潮堤と隣接する風景を、身体を通して捉える映像作品を始め、写真、ドローイングなど、変容し続ける風景と場所への手触りを、展示として構成します。上演と展示を合わせた体験によって、どのような身体感覚やイメージが想起されるでしょうか。
【日時】
2022年9月24日(土)〜9月25日(日)
(上演作品 全4回)
・9月24日(土)
セット1:展示 9:00-10:30 上演 11:00-12:00
セット2:上演 11:00-12:00 展示 12:30-14:00
セット3:展示 14:00-15:30 上演 16:00-17:00
セット4:上演 16:00-17:00 展示 17:30-19:00
・9月25日(日)
セット1:展示 11:00-12:30 上演 13:00-14:00
セット2:上演 13:00-14:00 展示 14:30-16:00
セット3:展示 16:00-17:30 上演 18:00-19:00
セット4:上演 18:00-19:00 展示 19:30-21:00
○上演時間は60分程度を予定しております。
○上演作品の受付開始・開場は開演の30分前となります。
○上演の前後で展示を鑑賞していただけます。
○チケットは上演時間と展示時間のセットになっております。ご希望のチケットをお選びください。
○展示は収容人数の都合上、時間毎の入れ替え制となっておりますが、内容は全て同様です。
○展示時間内の入退場は自由です。
【開催場所】
アトリエビルHUNCH
〒144-0051 東京都大田区西蒲田7−61−13
Googleマップはこちら↓
【料金】
一般 3,000円 U25 2,500円
※上演と展示を含む鑑賞チケット料金です。
【チケット取扱】
Peatix
https://humunus-202209.peatix.com/view
【クレジット】
[作・出演]小山薫子、キヨスヨネスク (以上humunus)
[制作] 秋元菜々美
[制作協力]加藤仲葉(ままごと)
宮永琢生(ままごと)
[映像協力]山田徹
[技術協力]森亮太
[運営協力]鈴木正也(libido:)
田中藍渚
[協力] ままごと(一般社団法人mamagoto)
HUNCH
醍醐ビル株式会社
ソシオミュゼ・デザイン株式会社
[主催] humunus
[助成] 文化庁「ARTS for the future! 2」補助対象事業
<ご入場につきまして>
・本公演はコロナウイルス感染対策の為、入場時にお客様への会場入り口での検温、消毒を行いマスク着用の上でご入場いただきます。
・検温時に37.5度以上の方は入場をご遠慮いただきます。(ご入場いただけない場合ご返金いたします)
【公演延期・中止・変更の可能性について】
新型コロナウィルス蔓延防止に関連し、東京都等から営業自粛要請の発出、また情勢を鑑み主催者側で開催が不可能と判断された場合は、中止・延期・開催時間、また開催方法の変更の可能性がございます。万が一中止の場合はチケットの払い戻しを行います。
【お問い合わせ】
humunus事務局
mail:humunus.official@gmail.com
「うつほの襞/漂流の景」によせて
——来たるべき未来のために
written by 安東量子 2022/02/01
「うつほの襞/漂流の景」について、作家・福島ダイアローグ理事長の安東量子さんがコラムを書いてくださいました。